Windows Server 2008 IPv6

Windows Server 2008」になり、デフォルトで「IPv6」が設定されるようになった。
(実際、最初はVistaだけどね。)
今、「Windows Server 2008」の勉強をしているので、ちょっとまとめてみた。

基本情報

  • IPv4は32ビットに対し、IPv6は128ビット
  • IPv4とはまったく互換性がないので、直接相互通信はできない
  • IPv6の表記は16進数とコロン":"で示す。

   例)2001:0DB8:0000:0000:02AA:00FF:C0A8:640A

  • IPv6アドレスの先頭アドレスの"0"を省略可能

   例)2001:DB8:0:0:2AA:FF:C0A8:640A

  • IPv6アドレスの16ビット全てが"0"の場合、2重コロン"::"で省略可能

   例)2001:DB8::2AA:FF:C0A8:640A

  • IPv4との互換表記が可能(末尾を10進数表記)

   例)2001:DB8::2AA:FF:192.168.100.10

IPv6の種類

  • ユニキャストアドレス

   パケットを1つのインターフェースに配信

   パケットを複数のインターフェースに配信

  • エニーキャストアドレス

   パケットを複数のインターフェースから一番ルーティングコストの
   低いインターフェースへ配信

項目 IPv4 IPv6
プライベートアドレス 10.0.0.0/8,172.16.0.0/12,192.168.0.0/16 FD00::/8
リンクローカルアドレス 169.254.0.0/16 FE80::/64
ループバックアドレス 127.0.0.1 ::1
不明アドレス 0.0.0.0 ::

IPv6対応のWindows

以下の4つ。

  1. Windows Server 2003
  2. Windows XP

  デフォルトでインストールされないので、追加インストールが必要。
  また、「IPv6」導入後も「IPv4」を削除できない

  1. Windows Server 2008
  2. Windows Vista

  デフォルトで「IPv4」と「IPv6」がインストールされる。
  「IPv4」を削除可能


Windows Server 2008」の日本語ドキュメントが、まだまだ不足しているので、
今回は「Exchange Server 2007 SP1」の記事をもとに記載した。